心に残るセリフたち 1
こんにちは、真です。
大好評連載中(自画自賛笑)のコーナー「心に残るセリフたち」をまとめてみました。
今回は①~③です。
自分が観たり、聞いたり、読んだり、歌ったりしてふれてきた芝居や映画、小説、エッセイ、音楽などから印象に残っているセリフ(ことば・歌詞・名言・コメントなども含め)を思いつくままに書いています。
書いているうちに横道にそれたりしながらもけっこう面白いエピソードを発見したり、思い出したりして楽しい時間です。
これを読んで同じ趣味だったり、関連する記憶を思い出したり、興味を持っったりしてもらえるとうれしいなぁと思います。
「きらめく星座」は井上ひさしさんが立ち上げた「こまつ座」創立から2年後の85年に第4回公演として初演されました。井上ひさし自ら私戯曲と語る「昭和庶民三部作」の第一作で、初演は井上ひさし自身が演出でした。その後何度もキャスト、演出を変えながら再演されている名作です。
※初演時ポスター
主なキャストは夏木マリ、橋本功、すまけい、犬塚弘,名古屋章さんでした。
物語は東京・浅草のレコード店「オデオン堂」を舞台に、洋楽を好む、のんきな一家に戦争の影がしのび寄り、大好きだった「青空」「月光価千金」という曲も敵性音楽として禁止される。店を整理の対象とされ、一家は長崎、満州へと散りぢりになる。普通に暮らしている庶民が戦争によって翻弄(ほんろう)される様を描いた、井上ひさし作品の傑作です。
※初演時公演
その中でも、オデオン堂に下宿する広告文案家の竹田(すまけい)が、「人間」という商品の広告を頼まれたなら、「『人間』を宣伝する文案は、こう書くしかないんじゃないでしょうか」と語る、せりふが大好きです。
(なお本戯曲は全篇歴史的仮名遣いで書かれています)
※以下のセリフはふたつのネット記事から引用させていただきましたので文字表記が違います。
「ぼくは、広告文案家です。
いま、誰かから「人間」という商品の広告をたのまれたとします。
さあ、ぼくはどんな広告文を書けばいいか。」
「おそらく「人間」を宣伝する文案は、こう書くしかないんじゃないでしょうか」
「この宇宙には四千億もの太陽が、星があると申します。
それぞれの星が平均十個の惑星を引き連れてゐるとすると惑星の数は約四兆。
その四兆の惑星のなかに、この地球のやうに、ほどのよい気温と豊かな水に恵まれた惑星はいくつあるでせう。
たぶんいくつもないでせう。
だからこの宇宙に地球のやうな水惑星があること自体が奇蹟なのです。
水惑星だからといつてかならず生命が発生するとはかぎりません。
ところが地球にあるとき小さな生命が誕生しました。
これも奇蹟です。
その小さな生命が数かぎりない試練を経て人間にまで至ったのも奇蹟の連続です。
そしてその人間のなかにあなたがゐるといふのも奇蹟です。
かうして何億何兆もの奇蹟が積み重なった結果、あなたもわたしもいま、ここにかうしてゐるのです。
わたしたちがゐる、いま生きてゐるといふだけでもうそれは奇蹟の中の奇蹟なのです。
かうして話をしたり、だれかと恋だの喧嘩だのをすること、それもそのひとつひとつが奇蹟なのです。
人間は奇蹟そのもの。
人間の一挙手一投足も奇蹟そのもの。だから人間は生きなければなりません」。
ちよつと長すぎる広告文ですが、かう書くしかないんぢやないでせうか」
「菊の花はコトバが喋れない、だから匂いでぼくたちの鼻に何事か語りかけてきます。
星だって同じです。
星もコトバを持っていませんが、光をきらめかせながらぼく達の目に語りかけてきます。
地球は奇跡だピカピカ、人間はピカピカの奇跡そのものだ」って。
※それから数年後、ご本人とお会いすることができました。
井上ひさしさん、すてきなセリフをありがとう(真
1971年のイギリス映画で50代後半の人はリアルタイムで観ている人も多いと思います。
日本では大ヒットして主演のマーク・レスターやトレーシー・ハイド、ジャック・ワイルドは当時の映画雑誌の常連でした。
本国イギリスやアメリカでは興行的には成功しなかったようです。
自分は数年後のリバイバル(現在はリバイバル上映なんて聞かないね)を劇場で観てからはテレビ放映、ビデオ、DVDと媒体は変わってもくりかえし新鮮に観れる大好きな作品です。
物語は12歳の男の子と女の子が一目惚れから恋愛というには幼い、しかし二人にとっては真剣な一緒にいたい=結婚・という思いと困惑するまわりの大人たちの世界をユーモアたっぷりに描いています。
音楽を担当しているビージーズのメロディも歌声もシーンにピッタリでこころにグッときます。
ミュージックビデオのような心地よさもあります。
風景もファッションもその後のイギリス好きになった原点です。
どのシーンを切り取っても絵になるし、ちょっとしたやりとりのセリフも好きなものが多い作品です。
その中でのふたりが秘密の場所(子供の頃誰でもあったであろう)墓地に行き、ひとつのリンゴをふたりでかじりながら(観ながら間接キスのようにドキドキしたものです(^_^;))
ある墓碑を見ると、愛する妻ここに眠る・・・というようなことが書いてある、そこでのやりとりのセリフ
「Fifty years happiness. How long is fifty years?」
(50年の幸福。50年ってどれくらい?)
「Er, a hundred and fifty school terms, not including holidays」
(うーん、休みを除いて150学期だよ)
「Will you love me that long?」
(そんなに私のこと愛せる?)
頷くダニエル、
「I don't think you will」
(出来っこないよ)
「Of course. I've loved you a whole week already, haven't I?」
(出来るよ。もう1週間も愛してるんだよ)
ここで音楽がフェイドインしてさらにグッときました。
下の動画は上記のシーンです。(字幕はありません)セリフの場面は後半ですが知らない方は是非観てほしいです。
もちろん全編もチャンスがあったら観てください。
きっと世代を超えて色あせない名作だと思います。
「小さな恋のメロディ」すてきなセリフをありがとう(真
1969年のアメリカ映画で原題は主人公二人の名前(実在の銀行強盗)「Butch Cassidy and the Sundance Kid」です。
「明日に向って撃て!」という邦題を考えた人は素晴らしいですね。
60年代後半から70年代にかけてアメリカン・ニューシネマと呼ばれたジャンルの傑作の代表だと思います。
その年のアカデミー賞では脚本、作曲、主題歌賞「雨にぬれても」を受賞しています。日本でもCMに使われるなど大ヒットしました。
※日本公開当時のポスター
主演はブッチに当時すでに大スターだったポール・ニューマン、サンダンスには二転三転して出演が決まった当時まだ無名のロバート・レッドフォード、ヒロインにその後「卒業」でも可憐な女性を演じたキャサリン・ロス。
監督はジョージ・ロイ・ヒル、その後も主役二人と組んで「スティング」でアカデミー賞作品賞を受賞しています。
この作品も大好きな映画で、何度もくり返し観てその度に新しい発見があります。
好きな映画を語る会をやったら「明日に向って撃て!」だけでもできそうなくらいです(笑)
なにしろ高校の時自ら脚本にして、舞台を創作するほど影響を受けたのですから(笑)
今回はそんな中で心に残るセリフは強盗団のリーダーで頭の回転が速く物事に対してポジティブなブッチ。銃の早撃ちでその名を知られている無口でクールなサンダンス。列車強盗後、追ってから逃れて二人で行動するようになる。そんな逃避行中でも陽気で夢を語るブッチに対して、追われる危機感からイライラしながらもサンダンスが苦笑いしながら言う「考えることはお前に任せるよ」というセリフが数回あります。どんな状況でもお互いを信頼していることが伝わります。
そして、別の場面でのセリフ、追っ手に追われ崖の逃げ場のない所まで来た時にブッチが素晴らしい発見をしたように何十メートル下を見つめ、「あの河に飛び込もう!奴らは追ってこられないぜ!」とうれしそうに言う。サンダンスは下を見つめるがまた銃を構え飛び込もうとしない、最善な方法なのにどうした?と言うブッチにそんなのわかっているさ、でも・・・とクールさを装うサンダンス、?の表情のブッチに真剣な顔で「・・・俺は泳げないんだ!」と白状する。とても緊迫した状況なのに笑ってしまうセリフです。そしてふたりは顔を見合わせ手をつないで(ガンベルトを握りしめて)絶叫して皮に飛び込み追ってからの難を逃れます。
そして、友情を超えた二人の逃避行はいかに・・・・・。
ブッチ「わかったよ。俺が先に飛ぶぜ」
サンダンス「ダメだ」
ブッチ「じゃあ、おまえが先に飛べ」
サンダンス「嫌だ。言っただろ」
ブッチ「どうしたってんだ!?」
サンダンス「泳げないんだよ!」
Butch Cassidy: Alright. I'll jump first.
Sundance Kid: No.
Butch Cassidy: Then you jump first.
Sundance Kid: No, I said.
Butch Cassidy: What's the matter with you?
Sundance Kid: I can't swim.
※未見のかたは本当は全編を通してからこのシーンを観て欲しいのですが載せちゃいます(笑)
いやぁ、映画って本当にいいもんですね!って評論家の名キャッチコピーがありましたが、まさにその通りですね。
この物語のふたりも今で言うツインソウルだと思います。
ふたりのやり取りコンビネーションなど自分たち夫婦のようだとも感じました。
※「雨にぬれても」♬が流れる名シーンもどうぞ♬
「明日に向って撃て!」すてきなセリフをありがとう (真
いかがでしたか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
気づいたことなどコメント頂けるとうれしいです。
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